「猫がトイレの入り口をまたぐとき、少し大変そう…」
「使い慣れたトイレのまま、段差を小さくできないかな?」
シニア期に入り、トイレの出入りが気になってきた飼い主さんもいるのではないでしょうか。
今のトイレをそのまま使い続けたいときは、入り口にスロープを添える方法があります。
トイレの高さや置き場所に合わせて、無理なく出入りできる環境を整えたいですね。
この記事では、猫のトイレ用スロープ3商品を比較し、選び方や設置するときの注意点をまとめます。

猫の足の運びやトイレまわりの広さを見ながら、合うものを探していきましょう。
猫のトイレ用スロープを選ぶポイント
トイレ用スロープは、入り口の高さと、猫が歩くときの様子に合わせて選びましょう。
大きさや素材によって、置ける場所やお手入れの方法も異なります。
ここでは、購入前に確認したい4つのポイントを見ていきます。

トイレの入り口とスロープの高さを合わせる
まずは、床からトイレの入り口までの高さを測りましょう。
スロープとの高さの差が大きいと、上った先に段差が残ります。
傾斜・幅・設置スペースを確認する
スロープは、傾斜の緩やかさと、足を置ける幅も確認しましょう。
同じ高さなら、奥行きが長いものほど傾斜は緩やかになります。
コンパクトなものは場所を取りませんが、傾斜が急になる場合もあります。
置き場所の都合だけで選ばず、その子が落ち着いて歩けるかを考えたいところです。
購入前には、次の3点を確認しておきましょう。
本体が収まっても、手前が壁や家具でふさがると使いづらくなります。
猫がスロープへ近づき、上り下りするところを思い浮かべて測りましょう。
足元の滑りにくさと本体の安定感を見る
滑り止めは、猫が歩く表面と、床に接する裏面の両方を確認しましょう。
足が滑らなくても、本体が動いてしまうと踏ん張れません。
表面の加工に加えて、体重をかけたときの沈み込みにも注目したいですね。
粗相の心配とお手入れ方法を考える
スロープを置けば、必ずトイレの中で排泄できるとは限りません。
入り口の段差で立ち止まっている場合は、スロープで段差を補う方法が合うことがあります。
一方で、トイレに入る前に粗相してしまう場合は、スロープの途中でおしっこをする可能性も考えておきたいところです。
スロープの上で粗相する心配がある場合は、水分の染み込みにくさや、汚れたあとのお手入れ方法も確認しましょう。
購入時の価格だけでなく、お手入れや交換の負担も含めて比べたいですね。
猫のトイレ用スロープ3選を比較
今回は、ダンボール製・水拭きできるタイプ・木製の3商品を紹介します。
大きさと素材に違いがあるため、トイレまわりの広さやお手入れの希望に合わせて比べてみましょう。
【比較表】
| 商品 | 高さ | 傾斜(角度) | 幅×奥行き | 主な素材 | 手入れ・交換の考え方 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PEPPY にゃんこスロープ | 約11cm | 15度 | 約40×40cm | ダンボール PVCなど | 汚れや傷みに応じて交換 | ダンボール製の軽いタイプを選びたい |
| にゃんこスロープDX | 約11cm | 15度 | 約40×40cm | ポリエステル帆布 硬質ウレタン | 表面を水拭きできる | 汚れを拭き取りながら長く使いたい |
| unipaws ペットステップ/スロープ | 約10.5cm | 23度 | 約30×26cm (1個あたり) | 木製 滑り止めゴムパッド | お手入れ方法の記載なし | 省スペースで使える木製タイプを選びたい |
※表内のサイズは、すべておおよその寸法です。unipawsは2個セットの商品を掲載しています。
PEPPY にゃんこスロープ|軽量なダンボール製タイプ
PEPPYのにゃんこスロープは、本体重量が約555gのダンボール製スロープです。
幅・奥行きともに40cm、傾斜は15度で、表面にはメッシュ状の滑り止めが付いています。
レビューでは、軽量ながらしっかりした作りだという声もありました。
注意点として、商品は組み立て式です。
組み立てについては、簡単だったという声がある一方で、少し面倒に感じたという方もいます。
また、ダンボール製のため、水分を含む汚れが染み込むと、交換が必要になることもあります。
汚れを防ぐために、ラップやビニール、ペットシーツを巻いて使っているという声もありました。
スロープの途中で粗相をする心配がある場合は、ダンボール製が合わないこともあります。
本体の軽さだけでなく、汚れへの備えや交換の負担も含めて選びたいですね。
にゃんこスロープDX|水拭きできる素材でお手入れが手軽
にゃんこスロープDXは、汚れを拭き取りながら使いたい方に向いています。
表面には防水性のあるエステル帆布を使い、水拭きに対応しています。
表面を水拭きできる一方で、スロープの上で多量に粗相をした場合は、つなぎ目から中へ染み込みそうで心配というレビューもありました。
汚れやすいトイレ側の部分に、ペットシーツを巻いて使っている方もいます。
中材は硬質ウレタンで、傾斜は15度です。
やわらかく沈むクッションとは異なり、しっかりしたつくりになっています。
くわしい仕様は、商品ページから確認できます。
unipaws ペットステップ/スロープ|省スペースで使える木製タイプ
unipawsのペットステップ/スロープは、幅約30cm、奥行き約26cmのコンパクトな木製タイプです。
トイレ前のスペースが限られるご家庭でも取り入れやすいでしょう。
歩く面には滑り止めゴムパッドを採用しています。
2個セットなので、トイレを複数置いている場合は、それぞれの高さが合えば分けて使えます。
一方で、ほかの2商品と比べると、高さがほぼ同じで奥行きが短いため、傾斜は急になります。
省スペースで置けることと、傾斜の緩やかさのどちらを優先するかで考えましょう。
コンパクトさや木製の丈夫なつくりを重視したいご家庭に向いています。
トイレ用スロープを設置するときの注意点
スロープを置いたら、隙間やずれがないかを確認しましょう。
使い心地はトイレとの組み合わせでも変わるため、設置後の出入りまで見守ることが大切です。

トイレとの隙間を確認する
スロープとトイレの間には、猫の足が入り込むような隙間を残さないようにしましょう。
トイレのフチが張り出していて近づけられない場合は、無理に押し込まず、組み合わせを見直す必要があります。
床でのずれやぐらつきを確認する
猫が使う前に本体を手で軽く押し、ずれやぐらつきがないか確かめておくと安心です。
滑り止めマットを敷く場合は、スロープの下に平らに収まるものを選びましょう。
また、高さを足すために厚い布などを重ねるのは、不安定になるため避けたいですね。
無理に乗せず、その子のペースで慣らす
見慣れないものがトイレの前にあると、戸惑う子もいます。
無理に抱き上げて乗せず、猫が自分から近づき、においを嗅いだりして確かめるのを待ちましょう。
設置をきっかけにトイレへ近づかなくなった場合は、いったん外して様子を見るとよいでしょう。
スロープに慣れることより、落ち着いて排泄できることを優先したいですね。
入るときだけでなく、出るときの動きも見る
外側にスロープを置いても、トイレ内側の猫砂からフチまでの段差は残ります。
外からは入れても、中から出る動作が大変な場合もあるため、両方の様子を確認しましょう。
使い始めは、次の点を見ておくと判断の手がかりになります。
内側の段差もつらそうな場合は、入り口が低いトイレへの変更も選択肢のひとつです。
🐾 入り口が低いトイレの特徴や選び方は、こちらでまとめています。
▶︎ 高齢の猫におすすめのトイレ4選|入り口が低いロータイプを比較
まとめ|トイレの高さと猫の動きに合うスロープを選ぼう
トイレ用スロープは、使い慣れたトイレの外側の段差を補う方法のひとつです。
選ぶ際は、高さだけでなく、歩く面の広さや汚れたときのお手入れの仕方も比べましょう。
今回紹介した3商品には、それぞれ次のような特徴があります。
設置後は、入るときと出るときの両方を見守りましょう。
その子の動きに合わせて、毎日のトイレを無理なく使える環境に整えたいですね。
🐾 ソファやベッドへの上り下りも気になる場合は、こちらも参考になります。
スロープと階段・ステップの違いや、選び方を紹介しています。
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シニア猫にスロープは必要?階段・ステップとの違いと選び方

