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猫の車酔い|症状・原因・対策・病院で相談する目安

車内で固定されたキャリーに入るシニア猫の様子を確認する飼い主

猫を車に乗せたとき、よだれや嘔吐が見られると

「もしかして車酔い?」

と心配になりますよね。

猫も車の揺れや緊張などによって、車酔いをすることがあります。

よだれや嘔吐、元気がなくなるなど、症状の現れ方は猫によって異なります。

この記事では、猫の車酔いで見られる症状や原因、予防のためにできる対策、病院で相談する目安をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 猫の車酔いで見られる症状
  • 車酔いが起こる主な原因
  • 車酔いを防ぐためにできる対策
  • 病院で相談した方がよい目安

猫も車酔いをすることがある

猫も車の移動によって酔うことがあり、症状の現れ方は猫によって異なります。

代表的なのは、よだれや吐き気、嘔吐、ぐったりした様子です。

ここでは、猫の車酔いで見られる主な症状を紹介します。

車酔いでよだれや元気のない様子が見られるキャリー内のシニア猫

よだれが増える

車に乗ってから急によだれが増えた場合は、車酔いの症状として現れている可能性があります。

口のまわりが濡れる、何度も口をなめる、くちゃくちゃと口を動かすなど、普段とは違う様子が見られることもあります。

吐く・吐きそうなしぐさをする

車酔いでは、食べたものや胃液を吐くことがあります。

実際には吐かなくても、次のようなしぐさが見られる場合もあります。

  • 何度もつばを飲み込む
  • 口を頻繁になめる
  • 首を伸ばす
  • 吐くような動きをする

落ち着かずに鳴く

車酔いで気分が悪くなると、落ち着かずに鳴き続ける猫もいます。

ただし、車内で鳴く原因は車酔いだけではありません。

不安や緊張、慣れない環境への戸惑いから鳴くこともあります。

よだれや嘔吐、ぐったりした様子などほかの症状も見られる場合は、車酔いの可能性も考えられます。

🐾 車に乗ると鳴く理由や、落ち着いて移動するための工夫は、こちらでくわしく解説しています。

▶︎ 猫を車に乗せると鳴くのはなぜ?落ち着いて移動するための工夫

元気がなくぐったりする

車酔いによって気分が悪くなると、動かずにじっとしていたり、いつもより元気がなくなったりすることがあります。

目を細める、横になったまま動かないなど、普段とは違う様子が見られる場合もあります。

おしっこやうんちをしてしまうこともある

移動中に、キャリーの中でおしっこやうんちをしてしまう猫もいます。

ただし、おしっこやうんちは車酔いだけでなく、強い緊張や不安によって見られることもあります。

猫が車酔いをする原因

猫の車酔いは、車の揺れによる体への影響だけでなく、移動への不安や緊張が関係することもあります。

複数の要因が重なることで、車酔いを起こしやすくなる猫もいます。

ここでは、猫が車酔いをする主な原因を紹介します。

車の揺れで平衡感覚が乱れる

猫は内耳の働きによって、体の傾きや動きを感じ取っています。

車が発進したり、カーブを曲がったりすると、目から入る情報と内耳が感じる揺れにずれが生じます。

その影響で、吐き気やよだれなどの症状が現れることがあります。

カーブや急な加減速が多い道では、猫の体に伝わる揺れも大きくなります。

キャリーが大きく揺れている

キャリーが座席の上で滑ったり、カーブのたびに傾いたりすると、猫の体に余計な揺れが伝わります。

キャリーの中で踏ん張り続けることも負担となり、車酔いにつながることがあります。

車のカーブによるキャリーの揺れに体を踏ん張るシニア猫

車への不安や緊張が重なる

猫にとって車内は、音やにおい、振動など、普段とは異なる環境です。

また、「車に乗ると動物病院へ行く」と覚えている猫は、車に乗っただけで強い緊張を感じることがあります。

こうした不安や緊張が重なることで、車酔いの症状が現れやすくなる場合があります。

食事の直後に車に乗っている

食事の直後に車に乗ると、胃の中のものが揺れることで吐き気を感じる猫もいます。

猫の車酔いを防ぐためにできる対策

車酔いを完全に防げるとは限りませんが、揺れや緊張を減らすことで負担を軽くできる場合があります。

移動当日だけでなく、普段から少しずつ準備しておくことも大切です。

猫の様子に合わせて無理のない方法から取り入れてみましょう。

揺れを減らせるようキャリーを固定する

キャリーは、走行中に滑ったり傾いたりしないよう固定します。

座席に置く場合はシートベルトを使い、キャリーの形に合わせて安定させましょう。

固定方法は、使用しているキャリーの説明書も確認してください。

底が傾く場合は、平らになるようタオルなどで調整するとよいでしょう。

キャリー内にはペットシーツを敷き、その上に滑りにくいタオルを置くと、猫が体勢を保ちやすくなります。

車の後部座席でキャリーをシートベルトによりしっかり固定する様子

急発進や急ブレーキを避ける

運転するときは、急発進や急ブレーキを避け、できるだけ一定の速度を保つことが大切です。

カーブでは早めに速度を落とし、ゆっくり曲がりましょう。

段差やでこぼこの多い道を避けることも、揺れを減らす方法の一つです。

時間に余裕を持って出発すると、落ち着いて運転しやすくなります。

車内の温度と空気を整える

暑さや空気のこもりは、吐き気や体調不良を強める可能性があります。

出発前にエアコンをつけ、猫を乗せる前に車内を過ごしやすい温度に整えておきましょう。

ただし、冷暖房の風がキャリーへ直接当たらないよう注意が必要です。

芳香剤や香水、たばこなど、強いにおいも避けた方が安心です。

食事のタイミングを調整する

食事の直後は避け、移動まで少し時間を空けると、吐き気や嘔吐を抑えられる場合があります。

ただし、適した間隔は猫の年齢や健康状態によって異なります。

シニア猫や、腎臓病・糖尿病などの持病がある猫の場合は、食事の時間を調整する前に獣医師に確認しましょう。

長距離移動では水分も必要になるため、食事と水分の与え方を事前に相談しておくと安心です。

短い距離から少しずつ慣らす

車に慣れていない猫を、いきなり長時間乗せると負担が大きくなります。

まずはエンジンをかけていない車内で短時間過ごし、落ち着けるようになったらエンジンをかけてみるとよいでしょう。

その後、家の周囲を短く走るなど、少しずつ段階を進めると安心です。

強く鳴く、よだれが増える、吐きそうになるなどの変化が見られた場合は、その日の練習を切り上げることが大切です。

停車した車内で短時間過ごしながら車に慣れるシニア猫

病院で相談した方がよい症状

軽い車酔いであれば、移動後に少しずつ落ち着くこともあります。

一方で、嘔吐やぐったりした様子が続く場合は、車酔い以外の原因も考えられるため注意が必要です。

ここでは、動物病院で相談した方がよい主な目安を紹介します。

車に乗るたびに症状が出る

車に乗るたびによだれや嘔吐が見られる場合は、次の移動前に獣医師に相談しておくと安心です。

受診の際は、次の内容を伝えると状況を説明しやすくなります。

  • 移動した時間
  • 現れた症状
  • 食事から移動までの間隔
  • 移動後に落ち着くまでの時間

猫の状態によっては、吐き気を抑える薬や、不安を和らげる薬が処方されることもあります。

人用の酔い止めには、猫にとって危険な成分が含まれている場合があるため、絶対に自己判断で与えないでください。

猫に使う薬の種類や量は、獣医師による判断が必要です。

何度も吐いている

短時間に何度も吐く場合は、車酔いだけでなく、別の体調不良が関係している可能性もあります。

吐いた回数や内容、下痢の有無を確認し、早めに動物病院を受診することが大切です。

特に、次のような変化が見られる場合は注意が必要です。

  • 吐いたものに血が混じっている
  • 水を飲んでも吐いてしまう
  • 嘔吐と下痢が続いている
  • 吐く回数が増えている

移動前から体調が悪かった可能性もあるため、症状が始まった時間や移動後の変化を獣医師に伝えましょう。

呼吸の様子がおかしい

安全な場所に停車しシニア猫の呼吸を確認しながら動物病院へ相談する飼い主

口を開けて呼吸している、息が苦しそう、舌の色が普段と違う場合は早急な対応が必要です。

移動中であれば安全な場所に停車し、猫の状態を確認したうえで、動物病院に電話してください。

暑い車内にいた場合は、熱中症の可能性もあります。

走行を続けず、獣医師の指示に従って行動することが大切です。

車に乗っていないときも同じ症状がある

自宅でも嘔吐やよだれ、ふらつきなどが見られる場合は、車酔い以外の原因が隠れている可能性があります。

特にシニア猫の場合は、持病や体調の変化が関係していることもあります。

車に乗ったせいだと判断せず、次の内容を記録しておくと、診察の際に状況を伝えやすくなります。

  • 症状が始まった時期と現れる回数
  • 車に乗っていないときにも症状があるか
  • 食欲や水分摂取、排尿・排便の変化
  • 移動後に症状が治まるまでの時間

まとめ|猫の車酔いは症状を見ながら無理のない対策を

猫も車の揺れや緊張によって、車酔いをすることがあります。

主な症状は、よだれや嘔吐、落ち着きのなさ、ぐったりした様子などです。

おしっこやうんちをしてしまう場合もありますが、強い不安や緊張が関係していることもあります。

車酔いの負担を減らすには、キャリーをしっかり固定し、運転や車内環境に気を配りながら、その子に合った方法を見つけることが大切です。

何度も吐く、到着後もぐったりしている、呼吸の様子がおかしいなどの変化があるときは、車酔いだけと考えずに動物病院で相談しましょう。

車に乗るたびに症状が出る場合は、移動前に獣医師に相談しておくと安心です。

  • この記事を書いた人

らむね

3匹の猫(保護猫)と暮らしてきた猫好きブロガー。 「元気なうちからできる、やさしい暮らしの工夫」 をテーマにシニア猫との日々を発信しています。

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