うちの猫、最近声が低くなってきたけど、年齢のせいかな?
声がかすれてるんだけど大丈夫かな?
今回は、このような疑問を一緒に解決していきましょう。
猫ちゃんの鳴き声が以前より小さくなったり、ハスキーになったりすると「老化なの?」と不安になりますよね。
実は、シニア期に入った猫の声の変化はよくあることなんです。
ただし、中には病気のサインが隠れている場合もあります。
この記事では、猫の声が枯れる原因と老化による変化の見分け方、そして飼い主さんができる7つの対処法をわかりやすく紹介します。
大切な愛猫の声を守るために、今日からできるケアを始めましょう。
目次
猫の声が枯れるのは老化?|主な原因

猫の声が枯れる理由には、いくつかの原因があります。
「老化」と思い込む前に、以下のような要因を確認してみましょう。
①喉の炎症(咽喉炎)
風邪やウイルス感染で喉が炎症を起こすと、一時的に声が枯れることがあります。
②過度な鳴きすぎ
引っ越し・環境変化・発情期などのストレスで鳴きすぎると、声帯が疲れてかすれてしまうことがあります。
③アレルギーや乾燥
冬場の乾燥やハウスダストも、声のかすれを引き起こすことがあります。
④老化による筋肉の衰え
年を重ねると喉まわりの筋肉が弱くなり、若い頃のように声を出しにくくなります。
こうした原因のうち、老化によるものはゆるやかに進むのが特徴です。
急に声が出なくなった場合は、病院での診察をおすすめします。
猫の声が枯れるのは老化?|老化による声の変化とは?

シニア猫になると、喉や気道の筋肉が衰え、声の出し方が変わることがあります。
これは人間の声が年齢とともに変化するのと同じです。
代表的な変化には次のようなものがあります。
これらは、老化によって「声を出す力」そのものが弱まるために起こる現象です。
だいたい7〜14歳あたりから、声の変化が見られる猫が増えてきます。
もし食欲や元気に変わりがなければ、自然な加齢現象として見守ってあげましょう。
我が家のシニア猫(15歳女の子)も、12歳過ぎくらいから『声が低くなったな」と感じました。
猫の声が枯れた時の7つの対処法

①加湿で喉を守る
乾燥は猫の声枯れを悪化させる大きな原因です。
冬場やエアコン使用時は、加湿器を置いて湿度40~60%を保つようにしましょう。
洗濯物の部屋干しも効果的です。
②水分をしっかり摂らせる
喉を潤すには水分が欠かせません。
シニア猫は飲水量が減る傾向にあるため、以下の工夫がおすすめです。
水を飲む量が増えると、声のかすれだけでなく腎臓にも良い影響があります。
③声を出させすぎない
鳴き続けると声帯が疲れてしまいます。
不安や寂しさから鳴いている場合は、優しく話しかけたり撫でたりして安心させてあげましょう。
「大丈夫だよ🐾」と声をかけるだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。
④食事内容を見直す
喉や免疫を守るには、栄養バランスの取れた食事が大切です。
特に以下の栄養素を意識してみてください。
シニア用フードやウェットタイプを選ぶと、喉への刺激もやわらぎます
⑤ストレスを減らす
ストレスは体全体に影響します。
環境の変化や騒音が原因で鳴きすぎることもあるので、静かで落ち着ける場所をつくってあげましょう。
段差の少ない寝床や、日なたのスペースを用意するとリラックスしやすくなります。
⑥定期的な健康チェックを受ける
声の変化が長引くときは、動物病院で診てもらいましょう。
甲状腺や喉の異常、感染症が隠れていることもあるからです。
特に気になることがなくても、年に1~2回は健康診断を受けて早期発見につなげましょう。
⑦愛情をたっぷり伝える
何より大切なのは、猫ちゃんが安心して過ごせること。
「かわいいね」「いい子だね」と声をかけるだけでも、気持ちは伝わりますよね。
老化が進んでも、心のつながりは変わりません。
優しい言葉とスキンシップで、心と声のケアをしていきましょう。
猫の声が枯れた時|こんな時はすぐ受診を!

次のような症状が見られる場合は、老化ではなく病気の可能性があります。
- 声がまったく出ない
- 食事や水を飲むときに苦しそう
- よだれが多い
- 発熱
- 元気がない
これらのサインは、喉の炎症や腫瘍、甲状腺異常のケースも考えられます。
「様子を見よう」と思わず、早めに受診しましょう。
まとめ:老化も愛情で支えよう

猫の声が枯れるのは、年齢を重ねた証でもあります。
少し切ない気持ちにもなりますが、それは長年一緒に過ごしてきた時間の証。
乾燥対策や食事の工夫、こまめな健康チェックで猫ちゃんの声をできるだけ長く保ちましょう。
声が変わっても、その存在は何も変わりません。
今日も優しく話しかけて、ほっこりあたたかい時間を過ごしてくださいね🌿
🐾参考資料