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猫の餌をふやかす正しい方法|シニア猫の食べやすさを守る3つのポイントと工夫

うちの猫、最近カリカリが食べにくそう…

ドライフードをふやかすのってどうすればいいのかな?

今回は、このようなお悩みや疑問をお持ちの方に役立つ記事です。

「最近、うちの猫がカリカリを残すようになった」

そんな変化に気づいたことはありませんか?

もしかしたらそれ、年齢による噛む力の衰えが原因かもしれません。

シニア猫になると歯やあごが弱くなり、固いドライフードを食べにくく感じる子がいます。

そんな時におすすめなのが餌をふやかす方法です。

お湯で柔らかくするだけで香りが立ち、食欲が戻ることもあります。

この記事では、シニア猫にふやかした餌を与える理由や正しい作り方、食べない時の対処法までわかりやすく解説します。

猫ちゃんが毎日おいしくごはんを食べられるよう、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

「猫の餌をふやかすのは老猫に効果的」その理由を解説

年を重ねた猫は、若いころよりも体の変化が大きくなります。

特に「噛む力」「飲み込む力」「においを感じる力」は衰えやすく、食欲に影響してきます。

加齢で噛む力・飲み込む力が弱まるため

シニア猫になると、歯が抜けたりあごの力が弱くなったりします。

固いフードを噛み切るのがつらくなり、食べるのをやめてしまうことも。

ふやかしてあげることで柔らかくなり、歯やあごに負担をかけずに食べられるようになります。

香りが立ち、食欲を引き出せるため

お湯で温めてあげると、餌の香りがふんわり広がりますよね。

猫は嗅覚がとても敏感なので、においで「食べたい」と感じやすくなります。

「最近食が細くなった」というシニア猫でも、ふやかした餌がきっかけで食欲が戻るケースもあります。

シニア期の水分補給にもつながる

年を取ると水をあまり飲まなくなる猫も多く、腎臓への負担が気になるところ。

ふやかした餌なら自然と水分がとれ、脱水の予防にもつながります。

猫の餌をふやかす|ふやかした餌をシニア猫に与えるメリットとデメリット

ふやかした餌には多くの利点がありますが、気をつけたいポイントもあります。

メリットやデメリットを理解して、猫の状態に合わせて取り入れましょう。

猫の餌をふやかすメリット|食べやすく、消化吸収がスムーズ

やわらかくすることで、胃腸への負担が減ります。

特に歯の抜けた猫や、飲み込むのが苦手な子にも安心です。

体調が悪くて食欲が落ちた時にも、ふやかした餌はやさしくお腹を満たしてくれます。

猫の餌をふやかすデメリット|歯や顎の筋力が衰えやすくなる場合も

ふやかした餌ばかりだと、噛む刺激が減ります。

その結果、歯やあごの筋肉を使わなくなり、さらに弱くなってしまうことも。

ときどきカリカリを混ぜるなど、バランスを取るのが理想的です。

ロイシー
ロイシー

歯も汚れやすくなるから、注意が必要にゃ🐾

ふやかした餌とドライを併用する方法

「朝はふやかしてあげる」

「夜は少しカリカリを混ぜる」

など、猫ちゃんの状況に合わせてあげるといいですね。

無理なく続けられる工夫こそが、長く健康を保つ秘訣です。

猫の餌をふやかす正しい方法|お湯の温度と時間の目安3つのポイント

「お湯の温度はどのくらい?」

「どれくらい時間を置けばいいの?」

そんな疑問を持つ飼い主さんも多いですよね。

お湯は40℃前後、ふやかす時間は10分程度

お湯が熱すぎると栄養が壊れるため、人肌より少し熱い程度がベストです。

量は、フードが浸るくらいに。

時間はフードの種類にもよりますが、10分ほどで程よく柔らかくなります。

メイ
メイ

時間は猫ちゃんの好みに合わせて調節してあげてにゃ🐾

電子レンジでの温めは短時間でOK

電子レンジを使う場合は、数十秒ずつ温めて様子を見ましょう。

温めすぎると香りが飛ぶこともあるので、軽く温める程度で十分です。

ずっと置きっぱなしにしない

長時間放置すると、香りや味が落ちてしまいます。

また、水分が多いため痛んでしまう心配も。

猫がすぐに食べられるタイミングで作るのがポイントです。

猫の餌をふやかす|老猫が食べないときの原因と工夫

「ふやかしたのに食べてくれない…」

と悩む飼い主さんも少なくありませんよね。

「どうして食べないのか」理由を知れば、対策が見えてきます。

温度や匂いが合わない

猫は少しの温度や匂いの違いにも敏感です。

出したばかりだけど冷めてしまった餌は、もう一度人肌程度に温めてあげましょう。

香りが立つだけで、急に食べ出すこともあります。

病気や口内トラブルのサイン

口の中の痛みや歯周病で食べづらいこともあります。

いつもよりよだれが多い、片方でしか噛まないなどの様子があれば、動物病院へ。

早めに診てもらうことで、大きな病気を防げます。

どうしても食べないときの工夫

水分を増やしてペースト状やスープ状にしてみましょう。

市販の猫用スープやウェットフードを混ぜるのもおすすめです。

猫の餌をふやかす|シニア猫の食事を快適にするためのプラスケア

ごはんの内容だけでなく、食べる環境も大切です。

器の高さを調整して首や腰の負担を減らす

床に置いたままだと、首を下げる姿勢がつらくなります。

少し高さのある食器やフードスタンドを使うと、無理なく食べられます。

食後の口まわりケアで清潔を保つ

ふやかした餌は口の周りにつきやすいので、ぬるま湯でやさしく拭いてあげましょう。

清潔にすることで、口内トラブルの予防にもなります。

定期的な体重チェックで健康管理を

ふやかした餌は食べやすい反面、食べすぎることもあります。

こまめに体重をチェックし、増減があれば食事量を見直しましょう。

猫の餌をふやかす際のよくある質問Q&A

冷めたら温め直しても大丈夫?

ふやかしてから短時間の間であればOKです。

ただし何度も温め直すと風味が落ちるので、その都度作るのが理想です。

ドライフードと混ぜても問題ない?

問題ありません。

カリカリの香ばしさと、ふやかした餌の柔らかさを組み合わせることで、食いつきが良くなります。

ふやかした餌を長く続けても平気?

健康に大きな問題はありません。

ただし歯の状態に合わせて、固さを調整していくことが大切です。

らむね
らむね

ふやかした餌を長く続ける前に、カリカリを食べない原因が病気等でないことを必ず確認しましょう。

「猫の餌をふやかす」まとめ|シニア猫の「おいしい毎日」を守ろう

ふやかす際のポイントまとめ

  • 時間は10分目安 お湯は40℃前後、フードが浸るくらいに
  • 電子レンジを使う際は数十秒ずつ 温めすぎ注意
  • 食べるタイミングでその都度ふやかす(長時間放置しない)

年齢を重ねた猫には、食べやすさを工夫することが一番の愛情です。

餌をふやかすだけでも、食事の時間が穏やかになります。

無理のない範囲で取り入れ、毎日のごはんを楽しみにできるようにしてあげましょう。

【結論】シニア猫がかわいい理由7選|歳を重ねてますます愛おしい存在に

  • この記事を書いた人

らむね

2匹のシニア猫(保護猫)と暮らす猫好きブロガー。 「元気なうちからできる、やさしい暮らしの工夫」 をテーマにシニア猫との日々を発信しています。

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