「最近、うちの猫がトイレのふちに足を引っかけるようになった」
「出入りする前に少しためらっている気がする」
このようなトイレでの変化が気になっていませんか?
猫も高齢になると、これまで使っていたトイレの段差をまたぐのが負担になることがあります。
そのような場合は、入り口が低く、足を大きく上げずに出入りできるロータイプのトイレが選択肢になります。
選ぶときは、入り口の低さだけでなく、中で向きを変えられる広さや壁の高さも確認したいですね。
この記事では、高齢の猫におすすめのトイレ4商品を比較します。

猫の体格やトイレでの様子を見ながら、無理なく使えるものを選んでいきましょう。
高齢の猫が使うトイレは入り口の低さと広さで選ぼう
高齢の猫が使うトイレを選ぶときは、入り口の低さと十分な広さを優先したいところです。
無理な姿勢を取らずに排泄できるよう、次の4点を確認していきましょう。

無理なくまたげる入り口の高さを確認する
まずは、今使っているトイレの入り口をまたぐ様子を見てみましょう。
足を高く上げる、ふちに足をかけたまま止まる、出るときによろける場合は、段差が負担になっている可能性があります。
商品を比べるときは、トイレ全体の高さではなく、床から入り口までの高さを確認しましょう。
今回紹介する4商品は、低い部分が約8~10cmです。
無理なくまたげる高さは、その子の体格や足腰の状態によって異なるため、数字だけで選ばず、普段どの程度まで足を上げられるかも見ておきたいですね。
中で方向転換できる広さを選ぶ
入り口が低くても、内部が狭いと排泄姿勢を取りにくくなります。
トイレに入ったあとに、無理なく向きを変えられる広さがあるかを確認しましょう。
一般的には、猫の体長の約1.5倍がトイレの大きさの目安とされています。
市販品で十分な大きさを確保するのが難しい場合もあるため、設置できる範囲で余裕のある商品を選ぶとよいでしょう。
特に、体が大きい猫や踏ん張る力が弱くなった猫には、幅と奥行きの両方が必要です。
壁の高さやカバーの有無を確認する
ロータイプのトイレは出入りしやすい反面、猫砂や尿が外へ出ることがあります。
砂を勢いよくかく猫には、入り口以外の壁が高いタイプが向いています。
排泄するときにお尻が上がる猫の場合も、高い壁があると周囲を汚しにくくなります。
カバーの有無は、これまで使っていたトイレの形も参考にしましょう。
オープンタイプに慣れている猫の場合、急にカバー付きに替えると警戒することがあります。
反対に、囲まれた場所を好む猫なら、カバー付きも選択肢になります。
丸洗いのしやすさと安定感も見ておく
猫用トイレは、無理なくお手入れを続けられる形であることも選ぶポイントです。
内側の角に丸みがあり、継ぎ目や細かな部品が少ないものなら、汚れがたまりにくく、丸洗いもしやすくなります。
また、猫が足を入れたときに、底面が大きく沈まないかも確認しておきましょう。
軽いトイレを選ぶ場合は、猫が出入りしたときに本体が動かないかも見ておくと安心です。
高齢の猫におすすめの入り口が低いトイレ4選
今回は、入り口の低さだけでなく、広さや壁の高さも比べて4商品を選びました。
それぞれ特徴が異なるため、どれが一番ということではなく、重視したい条件から選んでみましょう。
【比較表】
| 商品 | 入り口の高さ | 外寸 | タイプ | 選ぶ目安 |
|---|---|---|---|---|
| HY Senior | 約8.7cm | 幅59.5×奥行57.5×高さ23cm | オープン・壁高め | 広さ・低い入り口・高い壁のバランスを重視 |
| HY NEST | 約8.7cm | 幅60×奥行58.5×高さ45.5cm | フルカバー | カバー付きで飛び散りやはみ出しを抑えたい |
| Kitty and Puppy Pan L | 約8cm | 幅61×奥行50.5×高さ12.5cm | オープン・ロータイプ | トイレ全体の低さを重視/排泄の様子を見守りたい |
| アイリスオーヤマ PNE-480 | 低い側が約10cm | 幅48×奥行38×高さ13cm | オープン・コンパクト | 小柄な体格/省スペース・価格重視 |
※表内のサイズは、すべておおよその寸法です。
HY Senior|低い入り口・広さ・高い壁のバランスがよい
HY Seniorは、入り口の低さと内部の広さを備えた、オープンタイプのトイレです。
入り口は約8.7cmと低く、内寸は幅56×奥行54.5cmあります。
四角に近い広々とした形で、猫が中で向きを変えやすい設計になっています。
入り口以外の壁は高さがあり、猫砂や尿が周囲へ出るのを抑えられるのも特徴です。
入り口の低さを優先すると、トイレ全体も浅い商品が多くなりますが、HY Seniorなら、低い入り口と高い壁を両立できます。
レビューでも、高齢になって足腰が弱った猫のために選んだという声が見られました。
入り口で後ろ足を引っかけていた猫が使えたという声もあります。
一方で、入り口側は低いため、砂を強くかく猫の場合は、猫砂が外に出てしまうことがあります。
本体は約60cm四方のスペースを使うので、購入前に設置場所を測っておきましょう。
HY NEST|飛び散りやはみ出しを抑えたい家庭向け
HY NESTは、HY Seniorと同じ広さを持つカバー付きトイレです。
入り口は約8.7cmで、内寸も幅56×奥行54.5cmあります。
2商品の主な違いは、カバーの有無です。
猫砂や尿が周囲にこぼれてしまうのを抑えたい場合に向いています。
カバーは取り外せるため、カバー付きに慣れていない子には、最初はオープンの状態で置いてみる方法もあります。
新しいトイレに慣れた様子が見られてからカバーを付けると、その子のペースに合わせて段階的に切り替えられます。
レビューでは、低い入り口と広い内部を評価する声がある一方、想像以上に大きかったという声も見られました。
外寸は幅60×奥行58.5cm、高さは45.5cmあります。
置き場所だけでなく、本体やカバーを丸洗いできる場所も確認しておきたいですね。
また、カバーを外すときに少しコツが必要という声もありました。
毎日の掃除を無理なく行えるかも確認しておきましょう。
Kitty and Puppy Pan L|トイレ全体が低く足を上げにくい猫向け
Kitty and Puppy Pan Lは、トイレ全体を低くしたオープンタイプです。
入り口は約8cmで、4商品の中ではもっとも低くなっています。
全体の高さも約12.5cmなので、どの面も圧迫感が少ない形です。
レビューでは、20歳前後の猫や足に障害がある猫のために選んだという声が見られました。
入り口が低いため、自分で出入りできたという声もあります。
注意したいのは、商品名はLサイズですが、内寸は幅48×奥行39cmで、HY SeniorやHY NESTより内部は狭くなります。
大柄な猫の場合は、体の向きを変えられるかサイズを確かめましょう。
また、底面に力が加わると沈むように感じるというレビューもありました。
足元の感触に敏感な猫には、より安定感のあるトイレも含めて検討するとよいでしょう。
壁が低いため、猫砂の飛び散りや尿のはみ出しを抑えたい場合には、向かないこともあります。
アイリスオーヤマ PNE-480|小柄な猫・省スペース・価格重視向け
アイリスオーヤマ PNE-480は、丸みのある楕円型で、低い側から出入りする設計のトイレです。
低い部分は約10cmで、反対側は約13cmあります。
外寸は幅48×奥行38cmと、ほかの3商品よりコンパクトです。
大きなトイレを置くスペースの確保が難しいご家庭にも、取り入れやすいサイズですね。
パーツが少なく、角のないシンプルな形なので、洗いやすいのも特徴です。
価格も比較的手に取りやすく、ロータイプを試したい場合の候補になります。
ただ、内部の広さは限られます。
小柄な子には使えるサイズですが、大柄な子には窮屈になる可能性があります。
入り口も、ほかの3商品より約1~2cm高めです。
足腰の状態によっては、段差が気になることもあるでしょう。
購入前に、現在使っているトイレの高さと比べてみましょう。
高齢の猫のトイレをロータイプに替えるときの注意点

新しいトイレには、これまでと同じ種類の猫砂を入れましょう。
環境の変化に警戒する猫もいるため、今までのトイレもすぐには片づけず、しばらくは並べておくと安心です。
また、入り口から猫砂や尿がこぼれる場合に備え、周囲にペットシーツを敷いておくと掃除がしやすくなります。
まとめ|高齢の猫が無理なく使えるロータイプのトイレを選ぼう
高齢の猫が使うトイレは、入り口の低さだけでなく、内部の広さや壁の高さも確認しましょう。
今回紹介した4商品には、次のような違いがあります。
これからも、猫が自分のペースでトイレへ行けるよう、安心して使える環境を整えてあげたいですね。


