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シニア猫の寒さ対策7選【初心者でもできる冬支度】

シニア期に入って初めての冬、今までと同じ寒さ対策でいいのかな?

シニア猫と暮らすことになったけど、暖房はどうしたらいい?

今回は、このような疑問を一緒に解決していきましょう。

冬が近づくと、年を重ねた猫ちゃんは寒さで体調を崩しやすくなります。

筋肉量の低下や体温調節の弱まりが原因で、若いころよりも冷えに弱くなるためです。

本記事では、初めてシニア期を迎える飼い主さんでもすぐに実践できる寒さ対策7選をご紹介します。

小さな工夫を重ねるだけで、猫ちゃんが安心して冬を過ごせる環境を作れます。

シニア猫の寒さ対策7選|冬を暖かく乗り切る秘訣

ストーブを見上げる猫

1. シニア猫に最適な室温を保つ

シニア猫が快適に過ごせる室温の目安は28℃前後です。

室温が低いと体を温めるために余計なエネルギーを使い、体調を崩しやすくなります。

湿度は40〜60%が理想で、乾燥しすぎると呼吸や皮膚に負担がかかります。

ポイント

  • 室温計を置き、温度を常に確認する
  • 暖房器具や加湿器をタイマー設定し、外出中も温度・湿度を保つ
  • 窓やドアの隙間を塞ぎ、冷気の侵入を防ぐ

↓以下の参考記事にも詳しく掲載されています。

パナソニック公式「猫にとって快適な室温と湿度とは?」

2. 温かいベッドや毛布の準備

寝床を暖かくすることは、寒さ対策の基本です。

床からの冷えを防ぐことが特に重要で、断熱ができると体力の消耗を抑えられます。

ポイント

  • 厚手の毛布やフリースを敷く
  • 寝床の下に断熱シートや段ボールを敷く
  • 寝床は風の当たらない角や室内の高い位置に置く

3. 日向ぼっこの時間を確保する

日向ぼっこは自然な暖め効果があり、猫の体も心も落ち着きます。

日中の暖かさをうまく利用しましょう。

ポイント

  • 日差しの当たる場所にベッドや毛布を移動する
  • 直射日光が強い時はレースカーテンで優しく調整する
  • 窓際は夜間の冷気に注意して、寒くなったら室内の暖かい場所に戻れるようにする

4. 猫用湯たんぽを安全に使う

湯たんぽは停電時にも使え、安全に暖を取れる便利な道具です。

やけどを防ぐために、お湯の温度は50〜60℃程度を目安にしてください。

ポイント

  • 必ずカバーやタオルで包んでから寝床に置く
  • 猫が自由に離れられる位置に設置する
  • 直接猫の体に長時間当てないよう注意する

↓詳しい使い方や注意点は以下の参考記事でも確認できます。

PS NEWS「猫に湯たんぽは安全?正しい使い方と注意点」

5. ごはんと水で体の内側から温める

寒い時期はエネルギーを消費しやすいため、食事で体を支えることが大切です。

温かい食事は香りが立ち、食欲を刺激します。

ポイント

  • ウェットフードをぬるめに温めて与える(約38〜40℃が目安)
  • 少量を回数多めに与え、胃腸への負担を減らす
  • 水分は常温または少しぬるめにして飲みやすくする

6. 洋服やブランケットを活用する

毛の薄い猫や短毛種は体温を保ちにくいので、服やブランケットで補助するとよいでしょう。

ただしストレスにならないよう、慎重に選んであげてください。

ポイント

  • 柔らかく伸びる素材を選ぶ
  • 長時間の着用は避け、こまめに様子を確認する
  • 嫌がる場合は無理に着せず、ブランケットで代用する

7.ペット用ホットカーペットを使う

ペット用ホットカーペットがあれば、常に暖かい場所を用意してあげられます。

ポイント

  • 低温設定・自動オフ機能付きのものを選ぶ
  • 寝床のそばに置いて、猫が自分で温かい場所に楽に移動できるようにする
  • コードが劣化していないか、猫が爪を立てたりしていないかなどこまめに確認する
らむね
らむね

我が家のシニア猫も使っています🐾

ホットカーペットの上でくつろぐ我が家の茶トラシニア猫

シニア猫の寒さ対策7選|こまめな健康チェックを欠かさずに

毛布にくるまる猫

冬場は寒さ対策をするだけでなく、体調の変化にいち早く気づいてあげることも重要です。

毎日のスキンシップで小さな変化を見逃さないようにしましょう。

チェック

  • 耳やしっぽ、足先がいつもより冷たくないか
  • 食欲やトイレの回数に急な変化がないか
  • 歩き方や毛づやに異変がないか

↓以下の症状が見られる場合は、早めに獣医さんに相談してください。

  • 手足が冷たく温まらない
  • 食欲が急に落ちた
  • 水を全く飲まない
  • 呼吸が荒い  など

シニア猫の寒さ対策7選|まとめ

毛布をかけて寝ている猫

今回ご紹介した「シニア猫の寒さ対策7選」は、どれも大がかりな準備を必要としない、今日から始められる工夫です。

まとめ

  • 1. 室温と湿度の管理
  • 2. 暖かい寝床
  • 3. 日向ぼっこ
  • 4. 安全な湯たんぽ
  • 5. 食事と水分
  • 6. 洋服やブランケット
  • 7. ペット用ホットカーペット

これらに日々のチェックを組み合わせれば、猫ちゃんが安心して過ごせる冬支度が整います。

小さな変化を見逃さず、やさしいケアを続けていきましょう。

参考資料

  • この記事を書いた人

らむね

2匹のシニア猫(保護猫)と暮らす猫好きブロガー。 「元気なうちからできる、やさしい暮らしの工夫」 をテーマにシニア猫との日々を発信しています。

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